「哲学対話」について学ぶ「親学」イベント実施　~ 市教育委員会委託事業 たかしま小学校PTA主催セミナーに江口教授が登壇 ~

2024.10.01

会場はInternational Communication Plaza (iPlaza)。リラックスした雰囲気で、「哲学対話」での会話も弾み、参加者の皆さまには、共に学ぶ「親学」をお楽しみいただけたように思います

　家庭の教育力向上を通し、子どもたちの健全な育成を図ることを目的に、名古屋市教育委員会が小中学校PTAに委託し、各学校で毎年実施されている「家庭教育セミナー」。

　近隣の名古屋市立たかしま小学校PTAの皆さまが主催する本セミナーに、本学の江口建 教授（人文科学研究室）が講師として登壇しました。

　本セミナーにおいて、江口教授が講演するのは今年で2回目。昨年度は「家庭で実践する『哲学対話』ノススメ」をテーマに講演を行いましたが、参加者からの「実際に哲学対話を体験したい」という声に応え、今回は実践形式を取り入れ、参加者全員の方に「哲学対話」を体験いただきました。

• 昨年度のセミナー実施レポート　こちら

「哲学対話」のお題は、「つい子どもに怒ってしまうことってありますか」。

　校長先生、教頭先生をはじめ、参加者は、小学生のお子さんをお持ちの保護者の方々ですので、対話を通じて多くの"共感"が生まれていました。

　哲学対話のルールを理解し対話の"土台"を築いたうえで、相手の言葉に耳を傾け、思考を止めず自身の心に問いかけ、相手に寄り添って自分の考えを伝える、という対話のプロセスをお楽しみいただけたように思います。

　本学は、"知の基盤"のひとつとして、今後も地域の方々と、「共に学ぶ」機会を提供していきたいと考えています。